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まきすわ『プロミス』~その時確かに俺は牧原雫の彼氏だった~

レポート
11 /05 2016
「まるきどすえわら」は、
賢プロダクションの同期である、
丸山有香
古城門志帆
末柄里恵
小笠原早紀
の四人で結成された、
「できるだけ色んなことに挑戦する自主制作ユニット」です!
HP

サポート:鈴木晴久

脚本:天野しのぶ
まるきどすえわら ショートストーリーズ『プロミス』

『冬の雫』
牧原雫……末柄里恵
三宅聡美……小笠原早紀

 主人公の雫が初めてできた彼氏に浮気されてしまうという物語

 女子高に通っていた雫は大学一年初めて彼氏が出来た。よく講義で一緒になる彼、実家で飼っていた犬にどこか似ている彼がなんとなく気になっていたが彼の方から話しかけてもらい、付き合おうと言われた。引っ込み思案で聡美のように明るくもない雫には夢のような出来事だった。
 冬、初めてデートをした、その時の彼は大学で会う時とは少し違う凛々しい顔をしていた。デートに着てきた服を可愛いと褒めてもらった。初めて行くお台場色んな場所を巡りカフェでパンケーキを食べ、憧れの観覧車に二人で乗ってみたいと。
 遊園地にも行ったまた来れたらいいねと小さな約束。
 少女漫画のような馴れ初めやセリフを聡美とマイに聞いてもらいキザすぎるなんて聡美に茶化されながらも幸せな日々を過ごしていく。
 夏、彼の微妙な変化を見て見ぬふりをしながらも最近バイトが忙しいと言うそんな中彼を少しでも元気づけようとお祭りのデートに誘う、頑張って着ていった浴衣に彼は「大丈夫?歩きにくくない?」という言葉、余計に心配をかけてしまったのではと少し落ち込む雫。
 残りの夏休み他にも海に誘おうとするも気が付くと9月になってしまっていた。付き合いたての頃を思い出したくて以前行った遊園地へとチケットを取り彼を誘う。しかし、またもバイトという理由でキャンセルされる。自分にしては大胆な行動に出た雫だが「チケット無駄になっちゃたな」落ち込む。
 そんな中、聡美は彼が他の女と歩いているとこを目撃し「なんでよりにもよって」と激高する。
 今まで見て見ぬふりを続けてきた雫だがお台場の遊園地前によびだした彼に「私のこと好きじゃなくなちゃったと」告げる。その微妙な変化は携帯の待ち受けが雫から親友のマイへと変わっていたことだ。
 彼に別れを告げ返事を聞く勇気がない雫は飛び出して行ってしまう。橋の上で泣く彼女に探し出してくれた聡美がココアを差し出す。ココアはもう冷め切っていたけれど雫には何よりも温かかったはずだ。
 「今から二人を殴りに行こうか」と聡美が言う「聡美がいなかったら私が殴ってたかも」と雫が言う。
 そんな聡美の気遣いに雫はまた泣いた。
 約束は果たせなかったけど。色々な気持ちをくれた彼に雫は「ありがとう」という言葉で絞めた。


 3本の中では一番平坦でつまらなく感じる人もいたかもしれない。
 しかし、男性サポートの鈴木さんがいるにも関わらず男のセリフは無く雫の完全一人称視点で進んでいく彼との馴れ初めはデートCDを聞いているようで、その上末柄さんの細かい表情の変化がわかる距離、手の動きやしぐさ、そのやさしい声は私の脳をとろけさせるのに十二分の状況で悶えるのを耐えるのに必死でした。
 定期的にのろけを聞かされる小笠原さんの聡美は少ししか出番が無いにも関わらず、そのインパクトで存在感十分。前半のおちゃらけた感じ、後半の熱さやいい女っぷりはこの話に置いてとても重要な役割をはたしており定期的に二人の会話パートがあることによって彼との一人称視点での話が映えるようでした。スウィーツ。






『涙、花火』
細谷涙子……丸山有香
武石利久……鈴木晴久

 病院に入院しているおばあさんから語られる初恋物語。
 昭和16年、1941年。激動の時代を生きた少女の物語。

 花火屋の娘涙子は「火薬は人を殺せる道具だが人を笑顔にも出来る」そう言う父の言葉を信じ女子供には火薬は触らせられないと言われつつも花火屋の父に憧れ勝手に仕事場に入り浸る日々。いつか両国川開きで自分の作った花火を打ち上げるのが夢だと語る。しかし先の大戦がはじまり火薬の扱いに誰よりも慣れていた父親は人を殺す兵器作りのため徴兵されてしまう。それでもいつかまた火薬で人を笑顔にできると信じ弟子の利久が親方、涙子の父と二人で隠した道具で花火作り続ける。
 しかし、徴兵年齢の引き下げが起こるなか利久は志願兵として戦争に参加することになった。それは火薬で人を殺すためではなく、いち早く戦争を終わらし、また花火を打ち上げる為。お前が花火を打ち上げるんだと涙子に言い、花火屋としての技術を伝える。
 しかし、特攻として利久自身が国の為に花火となることを決意し、散って行った。
 涙子は生き残った。生き残ったと叫んだ。そしてそこからが涙子の花火屋としての約束を守るための本当の戦争であった。
 涙子の夢がどうなったというと両国川開き今で言う隅田川花火大会という形で夢は紡がれ続け100万人もの人を火薬で笑顔にしている。
 

 丸山さんのおばあちゃん演技から始まったこのお話、おばあちゃん演技だけではなく11歳、12歳、15歳の涙子の絶妙な演じ分けが光っていました。『冬の雫』と打って変わって終始重い内容のお話でした。しかし、火薬は人を簡単に殺せるが人を笑顔にすることもできる、使い方次第なのだと言う当たり前すぎる故に意識したことがなかったことを気が付かせてくれるお話でした。
 特攻前の利久、鈴木さんの演技は鬼気迫るものがあり、敬礼した時おもわず返しそうになりました。地理に疎い為両国という地名の場所にピンと来ていなかったのですが、最後に隅田川と聞いた時にすべてが繋がった気がして一番感動しました。知識が無い人の方が楽しめるようになっていたのではと脚本の妙を感じました。ふーじやー!






『あいの歌』
あっちゃん……小笠原早紀
山岸美香……末柄里恵
森下愛……丸山有香
先生……鈴木晴久

 アイドルを夢見いたが、事故で視力を失ってしまった少女とアイドルになって自己を見失った女性の物語。
 
 美香に頼まれクリスマスに病院の出し物としてのライブに出れなくなってしまったバンドの代わりに歌を披露することになったあっちゃん。いやいやながらも引き受けた彼女はマイクを握ると人が変わってしまったようにノリノリになり勝手にアンコールまで歌いだす始末、最後の方は患者さんも盛り上がってはいたらしい。本人は満足げに歌いきるも入院患者の一人である愛に「心がまるで伝わってこないと言われる」そんな中、美香は勝手にあっちゃんの事を今度からこの人が歌を教えてくれると紹介する事故以前に習い事としてやっていた歌を何かが変わるかもしれないとのことだ「勝手なことをしないで」と激高する愛に意地になったあっちゃんは彼女に歌を教えにもとい『心が伝わってこない』とはどういうことかを訪ねに度々病室に訪れるようになる。
 そんな交流の中、愛ちゃんがアイドル志望だったということ、物を見ようとしても事故の後遺症で脳がパスを通さず激痛に見舞われ日常生活ままならないリハビリ現場も目撃する。歌の練習はどうするのか、愛は今どうしたいのかと尋ねてもアイドルを目指せない自分には意味がないと強い拒否を示す。同い年の普通の子は好きな事をしているのに自分にはそれができない。11歳の少女には耐えることのできないつらい現実である。
 そしてあっちゃんからアイドルを目指した普通の子の話が始まった。心をどこに置いてきたかの話だ
 普通の家に生まれ、アイドルに憧れ自分をアイドルを目指す。中々わかってもらえない親を説得し普通の親は中々子供を応援してくれないものだと、それでもなんとかレッスンに通わせてもらい努力を続けた。しかし周りのみんな、ひいては後輩まで先にデビューしていく、あるいは諦め脱落していっていしまうという厳しい世界。何年も何年も通い続け頑張っているふりをしてきた。そんな中巡ってきたチャンスもあった。しかし、いつしか少女はステージに立つことが怖くなっていた。その頑張った6年間、振り返った時にあったのはただ一人きりの自分だったという。
 普通の子だろうと願った夢が叶うわけではないという現実、だからこそアイドルになるためには誰よりも努力し、アイドルは誰よりも欲張りでなくてはならない。そうあっちゃんは力説する。
 こんな私でもアイドルになれるのかなと愛は問う、それはやってみなければ誰にもわからないとあっちゃんは答える。
 だからこそ愛は出来る事を歌を習う事をリハビリを頑張ることにした。あっちゃんはアイドルを目指すからには私たちはライバルだと言った。
 それから愛は頑張った次第に体調も回復の兆しが見えた、そこであっちゃんは愛と二人ユニットを結成し病院の屋上でライブを行う事を告げる、愛は出来ないと答えるが出来るかできないかではなくやるのと言われる。
 しかし、それは幻のライブとなる。ライブの三日前愛は頑張りすぎた結果過労で倒れてしまった。あっちゃんが来ない日も愛は歌をリハビリを頑張り続けていた、あっちゃんはなんとなくそれに気づきながらも頑張る彼女を止める事が出来なかった。
 そしてライブ当日あっちゃんはステージに立つたとえ観客が一人もいなくてもアイドルは時に自分の為にステージ立たなければいけないと言う。
 あっちゃんは歌いきった。愛が一緒に居てくれた気がしたと。病院から追い出されることにはなったがそれでも満足そうだった。
 それから愛は治療の為に海外へと旅立った。諦めず、根性もある愛は必ずアイドルになってまた出会えるという確信があった。そんな治療から帰ってきた愛の最大のライバルでいる為に諦めることを諦めたあっちゃんは再びアイドルを目指す。今年29歳のあっちゃんでした。


 最初の小笠原さんと末柄さんのジングルベルの歌から始まったこの劇、この時点で幸せいっぱいでした。
 やはり私はアイドルものに弱いなーと思わされたお話でもありました。奇妙な関係ながらもやっていることは王道。今後の創作にも非常に生かせそうな素敵な脚本でした。
 特にあっちゃんの昔語りのシーン色んな人に置いていかれたり脱落したりというのは私自身非常に感情移入し泣いてしまいましたし、声優さん達の方こそそういう事の連続なのだろうなと思うとまた泣けてきました。
 あっちゃんでの屋上でのライブシーンではまさか本当に歌ってくれるとは思わずマイクスタンドを片付け始めた時は息を呑みました。小笠原さんがこんな近くでお歌を!!にコール入れたいでも劇中だから入れれないというもやもやした気持ちも含みつつ二番からは愛役の丸山さんも歌唱に参加……でしたが涙で上手く歌えなくなったりもしとっさに小笠原さんがカバーに入るという本当のユニットのような一幕も見れました。
 一人の患者にあまり肩入れしてはいけないと言いつつも世話をやいてしまう美香、意外と美香自身もアイドル志望であっちゃんと一緒に頑張っていた一人だったりするのかなーなどと思いながら見てました。
 最後の挨拶前に落ち着くため一度奥に引っ込んでしまったあたり、やはりこの手の作品は感情移入しやすいのだろうなと勝手に納得しておりました。






 アフタートークでは瞬発力の小笠原さん、ポンコツな末柄さん、それをいじる丸山さんというしんみりした空気を吹き飛ばす微笑ましい空気の大喜利でした。個人的にはMCの鈴木さんに圧力をかける小笠原さんがとてもよかったです。とてもよかったです。

















 そんなこんなで奇跡的にISFのイベントと日程が被ったおかげで初めてのまるきどすえわら、通称まきすわの朗読劇夜の部に行ってまいりました。
 第一回公演の後からこんな楽しい公演があるよという噂と、ミリオンライブ!でもお馴染みのすーじー、ちゃきちゃんが参加されているということでいつかは行ってみたいと思っていましたが案外早くに叶いました。
 今回は前回と違いアドリブなしの完全脚本による朗読劇だったそうです、皆さんにとっては本領発揮と言ったところではなかったのでしょうか。実際その声やしぐさ、表情等とても役に入り切っていて素晴らしいものばかりでした。
 そしてなにより声優さんとの物理的な距離が近い。近すぎる。朗読劇自体は経験があってもこんな距離でしかも大好きな声優さんが演技をされているという幸せ空間に私はステージに釘づけでした。
 残念ながら今年いっぱいで小笠原さんが一旦卒業と言うことで、今回古城門さんがお休みなので卒業なんてあったのかと悲しくなりましたが、今後の小笠原さんのご活躍を祈りつつ再び4人が揃う日を心より楽しみにしています。あ、12月10日のまきすわ忘年会と冬コミにはいらっしゃるそうですよ。
 皆様の益々のご活躍を願いながら締めとさせていただきます。

※私自身のメモ代わりに長々と作品の概要書きましたが問題あるようなら削除させていただきます。


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